ALS患者の移乗事情①
入院中は特に大きな変化もないので、
今日は移乗について書いてみる。
こんなの使ったら便利だったよ~というおはなし。
ALSに罹っていることがわかって、
その後、想像していた以上のスピードで手足を動かすことができなくなりました。
だんだんと自分では立ち上がることもできずに
車イスからシャワー用の車いすなどなど、
だんだんと難しくなってくるんです。
初めは嫁ちゃんががんばって介助をしてくれてたんだけど、
私の力が入らなくなるにつれ、それもかなりの負担に。
そんなときに会社の出張で行かせてもらった福祉機器展で
イイものを見つけました。
その名も“Hug(ハグ)”
この子はかなりの優れもので、すごくお世話になりました。
介助者が抱え上げる必要なくて、私自身の力も必要ないので、
すごく移乗が楽になりました。
あと、Hugに抱えてもらった状態で移動できるので、
例えば、ベッドからトイレに移動する際も、
車イスを介さなくても、Hugに抱えてもらったままトイレまで行って、
便座に座ることができるんです。
手間も省けてすごくイイ!
結局、気管切開して人工呼吸器を装着するまで、
ずっとお世話になりました。
呼吸器をつけた後の移乗については、また次回。
あ、私の使っていたHugは、レンタルです。
普段からお世話になってる福祉用具のレンタルをしてくれてるところには
なかったので、ムリを言って対応してもらいました。
ありがとうございます、ですね。